一昨年前に第1部を演奏したヘンデルのメサイヤ、今年はその続編ということでその第2部を演奏しました。
コンサートは2部構成で、1部ではのるそるが後期バロックの作品を演奏しました。またメサイヤでは、のるそるだけでは古楽オーケストラを構成できませんので、広くプレーヤーにお集まりいただき、諸先生方にもご協力いただき開催することができました。また、のるそるの演奏パートでは、広く楽しんでいただけそうなバロックの名曲を集めて演奏しました。
指揮者の三浦さんにはバスのソロも務めていただきました!
(残念ながら演奏会本番での写真撮影は禁止だったため、添付の写真は前日、および当日のリハーサルのものです。)
【ヘンデル:オラトリオ「メサイヤ」(第2部)演奏会】
日時:2019年5月11日(土) 開演15:00(開場14:30)
場所:日本バプテスト静岡教会(静岡市葵区安東 2-12‐39)
合唱:静岡ホサナクワイヤ
指揮:三浦正貴 独唱:川畑璃紗(S)、秋山美里(A)、石原久章(T)、大石陽介(B)
(1部:Norca Sorca・ステージのプログラム)
・ボアモルティエ:フラウト・トラベルソのための組曲~抜粋
・テレマン:トリオ・ソナタ~1,2楽章
・パッヘルベル:カノンとジーグ
・J.S.バッハ:カンタータ第82番「私は満ち足りている」~第1曲
今年から開催の、音楽会に出演させていただきました。いつもお世話になっている小田原の古楽愛好家の皆様、一部の方には、先日のメサイヤ公演でもお世話になっていました。
「小田原の歴史ある教会で開く古楽の音楽会です。…(中略)…木の礼拝堂で古い音楽が新しい世界を紡ぎます。」
あらためてお伺いして、メンバーの多さにびっくり。特に弦楽器、フルートの潤沢さは際立っています。
そして会場となったカトリック小田原教会のすばらしさ。かわいらしい外観だけでなく、板張りの天井もユニークでした。そしてなにより、古楽の演奏にぴったりの響き。きっと、いにしえの祈りのひと時の合間の楽しみもこんな感じだったのでは?と思わせるものがありました。なお、使用のチェンバロはこの日がお披露目だったとのこと。装飾が美しい!
【小田原・古楽の風音楽会】
日時:2019年5月25日(土) 13:30開演
場所:カトリック小田原教会
(Norca Sorca演目)
・ボアモルティエ:組曲より
・テレマン:トリオ・ソナタホ短調
ほかにルクレール、クープラン、サンマルティーニらの作品
出演:トリコ・ディ・バロッコ、アンサンブル・ジョイア 主催:足柄415の会
しばらくバロックの中・後期物のコンサートが続いていましたが、久々に初期バロックの世界。そして今回取り上げるストーリーは、17世紀初頭のローマを舞台に、彫刻や建築の分野でお互いの才能をぶつけ合わせた二人の天才、ベルニーニとボッロミーニの生涯に光を当てました。衣装は、大理石の彫刻をイメージして白系統で統一したのですが・・・
【神に見い出されし天才・神に見放されし天才/ベルニーニとボッロミーニ】
(古楽器で奏でる、初期イタリアバロックの音楽)
日時:2019年6月22日(土) 開演:18:00
場所:museum cafeピリパラ(静岡市葵区昭府2-18‐36)
プログラム:
・モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻~シンフォニア
・モンテヴェルディ:マドリガーレ集第6巻~西風が戻り
・カプスベルガー:トッカータ第7番
・ピッチニーニ:チャコーナ
・ウッチェリーニ:ソナタ第18番
・カステッロ:ソナタ第17番(3声とエコーのための)
・サンチェス:簒奪者にして暴君
・フレスコバルディ:トッカータ 第1巻~第7番
・モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩が
・カステッロ:ソナタ第10番
(アンコール)・モンテヴェルディ:ああ、私は倒れる
さるイベントにお招きいただき、30分ほどの舞台で演奏させていただきました。のるそるでは珍しく(?)バロックのスタンダードナンバーで占めたプログラムでした。
日時:2019年8月31日(土)16:30~
場所:クーポール会館(静岡市内)
プログラム
・パッヘルベル:カノン
・J.S.バッハ:G線上のアリア
・テレマン:食卓の音楽第1集~4重奏曲ト長調:第1楽章
・テレマン:食卓の音楽第2集~トリオ・ソナタ ホ短調:1,4楽章
・リュリ:「町人貴族」~スカラムーシュのシャコンヌ
(アンコール)・リュリ:「町人貴族」~トルコ王の儀式のための行進曲
例年ちょっとひねったプログラムで挑んでいるフリンジコンサートですが、今年は正統派?のテレマンのターフェルムジークです。残念、写真を撮っておりません!
【はらむら音楽祭2019 フリンジコンサート】
日時:2019年9月21日(土)~23日(月・祝)
会場:八ヶ岳中央高原キリスト教会
プログラム:(Norca Sorcaの演目/9月22日)
・テレマン:食卓の音楽第2集~4重奏曲
・テレマン:食卓の音楽第1集~4重奏曲 ト長調
芸術の秋、そして天高く馬肥ゆる秋・・・ということで、今年の一祥庵コンサートは「食」にちなんだコンサートとなりました。有名なテレマンのターフェルムジーク・食卓の音楽を中心に、シュメルツァー、グラウプナー、ド・ラランドといったあまりなじみのない作曲家たちの食卓の音楽にも着目しました。美食の国イタリアはなぜか食がらみの音楽が見つけられなかったため、リュートを使った珍しい室内楽に挑戦しました。(但し後日、この曲はさる映画の調理シーンに使われていたとの情報が。つながった!) もちろんコンサートの後は、ご希望の方と一緒においしい一祥庵の夕食をいただいたのでした。
【突撃!”音鳴り”の晩ごはん ~食卓のバロック音楽を集めて】
日時:2019年11月17日(日) 開演:16:30
場所:和食処 一祥庵(岡部宿柏屋歴史資料館内)藤枝市岡部町岡部817
プログラム:
・シュメルツァー:食卓に添える音楽
・グラウプナー:食卓の音楽 ト短調~メヌエット、クーラント、エコーによるロンド
・テレマン:食卓の音楽第2集~トリオ・ソナタ ホ短調
・J.S.バッハ:おしゃべりをやめて、静かに(「コーヒー・カンタータ」より)~アリア
・ド・ラランド:国王の晩餐のためのサンフォニー集~第3組曲
・ヴィヴァルディ:リュート、ヴァイオリン、通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調
・テレマン:食卓の音楽第1集~4重奏曲 ト長調
(アンコール)・パーセル:「アーサー王」~お前たちの牧草は刈り取られ
※一祥庵さんは、長らくの営業に終止符を打ち、2020年3月末に営業を終了されることとなりました。今まで何度も我々に演奏の場を提供して頂き、感謝の念が絶えません。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
我々としては初の2回公演となりました。そして、藤枝市内・駅近くで営業されているカフェ・バロックさんでの初のコンサートとなりました。ロココ調(!)の店内の中、いっぱいのお客様にご来場いただき、楽しいひと時を過ごすことができました。予想外の気温と湿度により、楽器の調整に苦しむ場面もありましたが。しかし素敵で貴重な場所、今後も開催させていただけると嬉しいです!
【突撃!”音鳴り”の晩ごはん ~食卓のバロック音楽を集めて】
日時:2019年11月24日(日)14:30開演
場所:カフェ・バロック(藤枝市前島2-1-37 大原ビル2F(BiVi藤枝 南向かい))
プログラム(11月17日の内容と同じです)